~食、農、地球のことを能登の里山くらしに学ぶ~

結の手

自然栽培の里@のと

「自然栽培の里@のと」は、自然栽培から始まったグループ。現在は自然栽培だけにとどまらずに様々な活動へと日々広がっています。
養鶏・養蜂・アーユルヴェーダ・大地の再生講座・狩猟・エネルギーの自給など様々な活動をしています。
その根底にあるのは、私たちが失くしてしまった「自然とのつながりを取り戻したい」という理念。

 

半分農家。半分医者。という生活を送るひろしさん。
私たち人間は、自然から離れ、独自の人間界のようなものを作っているような気がします。
そして、それにより様々な弊害が出てきているように思うのです。
例えば、医療の世界では、きちんと治療できない病気がたくさん出てきています。
進行癌・喘息やアトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患・クローン病や潰瘍性大腸炎のような自己免疫疾患・糖尿病や高血圧や脂質異常症などの生活習慣病・精神疾患などです。
もし、これらの病気が人間界が自然から離れることが原因で起きているとしたら、人間界ではなく自然のルールに則った医学が必要になるのではないか?そう考えて、アーユルヴェーダも始めました。

 

七原で最初に田んぼ作りをはじめ、ヨーガのインストラクターもしているゆきさん。

ヨーガは身体を柔らかくすることが目的ではなく、自分の内側とつながり、自分自身を見つめること。心の成長を見つめること。自然栽培も自然とのつながりを見つめ、どう向き合うかが成長し、収穫したものに全て反映されると感じています。ヨーガも、アーユルヴェーダも自然栽培もみんな哲学。使うツールは違っても共通しているのは、そのツールを通して自分の生き方、在り方を見つめること。そして、それが形になって現るのだということ。そういう意味で、私達4人には共通点があって、それぞれ尊重しあいながら協力してやっていけるのだと思います。そして、ご縁があって集まる人達とも、同じようにつながり伝わっていくのだと感じています。

 

七原の環境も守りたいという語るてつやさん

ここ七原じゃなかったら。自然栽培じゃなかったら。農業は絶対やっていなかったと思います。実家が農家で両親の苦労を見てきたので、農業だけはやらないと決めていたのに、なぜか気がついたら専業農家になってしまった。理屈じゃなくて「ここで穫れたご飯が美味しかった」ただそれだけです。こんなに美味しいなら作ってみたいなと思いました。いまでは、とっても充実した毎日です。集落の人達とも交流していくなかで、自分たちにとっても七原がとても大切な場所になりました。自分に何が出来るのかはわからないけれど、みんなと話しあいながら環境を守る活動もしていきたいと思っています。

 

みんなの健康と幸せを支える「まかない隊長」のりこさん

最初は分からないことや不安だらけ。でも、ひろしさんやみんなの活動を見ていくなかで少しずつ私なりの役割や目標が出来てきました。ここを訪れる皆さんの中にも、私のように最初は戸惑うことや疑問もあるかもしれません。でも、自然が育ててくれたお米や大豆、自生する山菜などを食べると美味しくて本当に感動すると思います。なるべく素材そのままの美味しさを味わってもらえるような「まかない料理」を作っていきたいと思います。ぜひ、味わいに来てくださいね。

このように各分野で「自然とのつながりを取り戻す」活動をしてきた結果、書ききれないほどのご縁とジャンルが広がっています。
大変な事もおおいのですが、他の地域に住む人達にも体験して、その想いが循環していくと嬉しいです。
七原では、少しづつ訪問者の受け入れ体制も整えていますので興味のある方は、ご連絡ください!

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